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2017年4月24日月曜日

幼児アトピーにもっとも重要な治療法とは?


ドクターロバートマセソン・アメリカ皮膚科専門医がここで幼児アトピーのスキンケアとトリガー駆除の重要性を説明しています:


(フルスクリーンでないと字幕が見えにくいと思います)

適切な知識とスキンケアです。これが今医療学会で発表されているデータを基にした治療方針です。

今まで幼児アトピーの治療をアメリカで見てきた上で、治療成功率と経過が良い方達のポイントは:(重要度の順で)

1.正しい知識
まず病気の実態や原因、根本的な事が理解していないとまず治療は成功しないと思います。これらを得るのには医師からの説明や教育が必要で、アトピー治療はどうしても時間が掛かります。診察時間が長いのも、ほとんどは教育です。其の上、患者一人一人が違うので、それに合わした教育も必要です。お子様の年齢にもよりますが、親子での教育が必要です。

2.スキンケア
アトピー治療で一番甘く見られる部分であるが、一番重要でもある。基礎であり、ここからすべて始まります。400万円のドゥピクセントを使おうが、強いステロイドをいくら使ってもその場しのぎにしかなりません。幸い、子供の場合、成人アトピーと比べアトピー年月も浅く、リバウンドを起こすほどステロイド軟膏を塗布していない子も多いので、難化している”ひも解き”をしなくても良いです。変な知識などもまだ沈着していないため、親が落ち着いてお話を聞けるようになった時、知識はすんなり入ります。

3.トリガー駆除(悪化の要因)
アトピー性皮膚炎を患っている方達の大きなトリガーは衣類からの接触で起こるケースがとても多いです。なぜなら、1日の中で衣類を着ている時間が皮膚との接触も一番長い物質になります。安全な洗剤選びに混乱していたり、まだ外で衣類を干していたりする事により、トリガーが常に皮膚と接触しています。少し汗を掻くと、衣類についている物質と皮膚の”橋、ブリッジ”になるので背中、脇など汗が溜まりやすいエリアが悪化するケースもあります。汗を掻くのは体の自然の仕組みですが、汗が皮膚の上にのっている時間が長いと痒みが発生します。その他ベッディングなど、接触時間が長い物から対処していくのが、大きなトリガー駆除に繋がります。衣類で一日14時間ぐらいとベッディングで1日8時間ぐらいの接触になります。

4.お薬
感染を起こしていると、トリガー駆除やスキンケアだけではバクテリアを退治する事が出来ません。幼児の場合は年齢にもよりますが、他の人間との接触が少ないと感染を起こすリスクが少ないですが、親がアトピーを持っているとお子様に感染するリスクが上がります。ハイター風呂などで感染の予防は出来ますが、重度な感染を起こしているとすぐに主治医に行く必要があります。お子様の体重に合わした抗生物質を頻繁に使わなければアメリカでは病気で苦しむ方が体に悪いと言われています。

5.上記のケアをお子様の年齢と共に変えていく事です
デイケアや幼稚園、スポーツやさまざまなアクティビティが増えて行きます。その都度汗の対処や衣類選び、季節によってスキンケアを変えたり工夫が必要になってきます。子供の皮膚はとても敏感ですぐに赤くなったりしますが、パニックにならず、適切なケアを忘れずに継続する事により、研究データによると成人アトピー化を50%以上下げれるようです。
研究データ:アレルギー・免疫学医療ジャーナル
(この研究はお薬無しでスキンケアのみの研究成果です。お薬やトリガー駆除も追加した研究データはまだありませんが、成人アトピー化を妨げる確率は更に上がると想定されます)

正規ウエブサイト:http://atopic-kodomo.com/
5月10日2017年から、ドクターマセソンスキンアカデミーを大阪で実地致します。ご予約の受付は(ウエブサイトからも可能です、下記の直接EメールもOKです):
ご予約・ご質問等はこちら

 (米国皮膚科認定医・アトピー・乾癬スペシャリスト、オレゴンメディカルリサーチセンター研究医、ドクターロバートT.マセソン、プログラム指導者 *来日はしません)

(看護資格・メディカルアシスタント・アトピー治療教育経験25年・奈美子クリッツロー・マセソンスキンアカデミー教育・指導・アフターケア) 

(オレゴンメディカルコーディネーター創業者・代表取締役・実地サポート・翻訳・メディカルコンサルタント・アトピー教育経験11年・高澤晃平)

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