OMC

2017年10月17日火曜日

アトピー性皮膚炎治療の過去・現在・未来は?

過去のアトピー治療と言えば食事療法や薬草、温泉など、1900年代で主流だった寄生虫退治や瀉血など、病気の実態が判らない頃は手探りで治療法を探していました。
時代と共に医学も発展し、研究も進み、世界的な皮膚科学会なども協力しあって今に至ります。

(ドクターレイクスタインとドクターケンダル、ステロイド開発者、ちょっと悪者っぽい?) 

(コルチコステロイド分子構造)

1944年に二人のドクターがコルチコステロイドを開発し、1950年にはノーベル賞を取りました。この時代でステロイド軟膏を製造するのはとても難しい事であり、1グラム$200.00の値段だったようです(小さな15gチューブの塗り薬が$3000.00になります)。
70年代になると、”ステロイドの使い過ぎで白内障や糖尿になる”と言う恐れがマスコミや一般社会に出回り、魔法のお薬から怖い物に変わりました。
更なる研究や治験などで、浸透性や使用期間などのリスクなども判って行きました。ほとんどのお薬は使い方を誤ると体に害を起こします。麻酔・抗生物質・鎮痛剤・ステロイド、すべてのお薬には危険な使い方はあります。

現在では、副作用が限り無く少なく、更にお薬の効果は過去の物よりも良いと言う研究が進んでいます。1944年にステロイドを開発した時のように、抗体のクローンを使ったお薬、生物薬投与の治療が最先端の治療として広まっています。開発には莫大な資金と時間が掛かり、市場に出るまでには10年ほどの研究と治験が必要になります。
昔のように、最新のお薬を製造するのはとても難しい事であり、すべての生物薬はとても高額です。抗体クローン技術が進歩する事と、製薬会社が研究に投資した資金を取り戻せるまで、時間が掛かります。
但し、ステロイドや抗生物質も治療の一部としてとても重要な役割があり、生物薬だけでは治療成功率が低くなります。ステロイドを使いすぎて”リバウンド”と言う症状が出る場合、生物薬では抑えきれません。上手にステロイドを使って、ステロイドから離脱すると言う方法が一番辛く無く、安全にお薬から離脱出来ます。
スキンケア・感染治療・アレルギーイミュノセラピー、すべて治療成功に繋がる要素です。

(デュピクセントアトピー専用生物薬投与キット、これはご自宅で量も測らずに打てるシステムになっています)

(ここでデュピクセントが産まれました)

未来には生物薬のコストがジェネリック会社の製造によりコストが大幅に下がり、子供用の生物薬も市場に出れば、子供の間にアトピーを治療する事により、成人アトピーの数が更に減ると思われます。今の時点でも、子供の間に正しいスキンケアと適切な治療を行う事により、成人アトピー化を50%減少させれるとデータもあります。
その中にもベルカーブ方式を使うと、生物薬が効かないアトピーも出てきます。その方達用に研究や治験が進み、新たなお薬や治療法が開発されると言うサイクルが続きます。

未来はまだ遠く感じるかも知れませんが、次の世代や今の子供達にとって、アトピーを治療するための素晴らしい武器が一般化される事に希望は持てます。病気に対する正しい知識や適切な治療にさえめぐり逢える事が出来れば、必ず将来性のある人生と生活の質を上げる事が出来ます。

生物薬の研究と製造はSFに近い物があり、下記の図が昔ながらのお薬と生物薬の分子構造の差が判ります。


(アスピリンなどの飲み薬は分子が21個で出来ており、成長ホルモンは~3000個ぐらいの分子、デュプリマブの用な生物薬は2万5千~15万個ぐらいの分子で出来ています。自転車を作るかジェット機を作る違いの差ぐらいです)


我々の役目は、最先端で治療成功率が一番高い方法とそれらを実行するトップの専門医と組んで、いかに合理的に自分の体と人生へ投資出来るかを導いています。ハードルは高く感じますが、1ステップずつ、正しい方向へ進んでいくと必ず希望はあると信じています。



2017年10月11日水曜日

大阪でのランチ・オフ会、10月28日(土)!

最近のアレルギー注射発送問題があり、今後から我々がボトルを日本へ持って行く事になりました。
今回は私の母、高沢奈美子が大阪へお薬を持っていくので、其の時に大阪でオフ会を開くようです。

母からのメッセージは:
1028日(土) ランチオフ会
場所:大阪梅田あたりのレストラン
時間:12時―3時頃まで
会費:レストランでのランチ代

たわいないおしゃべりと、ポートランドでの思い出話、又は治療についてのご質問など久しぶりに集まりましょうか?

との事でした。母も渡米後や治療に興味がある方などとお会いするのはとても楽しみにしておりますので、ご興味がある方は、こちらへご連絡下さい。人数が決まってからランチスポットを決める事になります!

info@omcllc.org


2017年10月4日水曜日

LEO製薬会社、生物薬第三治験(PHASE3) Tralokinumab 治験オープン!







LEO製薬会社のアトピー因子IL13をターゲットしたモノクローン抗体生物薬の治験をドクターマセソンのオフィスでオープンしました!

PHASE1(第一期)安全性・効力の治験終了
PHASE2(第二期)効力とさらなる安全性、投与量などの治験終了
PHASE3(第三期)現在実地中(投与量や長期間データ)

治験参加期間と人数に制限はあります。治療の内容は:

1.治験期間
Phase3を終了するのには4ヶ月かかります。その期間はポートランドオレゴン州で滞在し、ドクターマセソンとドクターブラウベルト監視の下で治療を行います。
その後は1年~2年、無料で生物薬を貰う事が出来ます。認可のスピードによっては3年間貰える場合があります。

2.治療内容
治験と言うのは製薬会社の市販されていないお薬を投与する事が出来ます。Phase3と言うのは長期間データを取るために、安全性などはすべてクリアしたお薬です。
ドクターマセソンとドクターブラウベルトの下で治療すると言う事は、治験中は診察・レスキュー・お薬などすべて無料になります。もし皮膚が安定しない場合はドクターマセソンが治療出来る許可を製薬会社から得ています。治療の制限はありません。
1回の診察に$50の報酬を貰えます(これは治験終了後に全額貰える仕組みになっています)。
IL13の因子はアトピー・アレルギーに作用していると考えられており、デュプリマブ(リジェネロン社の生物薬)はIL4と13、両方制御しますが、IL4は喘息に効果があるとデータが出て来ています。
ステロイドのように即効性は無いが、長期に渡っての安定と安全性に優れているのが生物薬のメリットです。
オープンラベルと言い、治験を終了した方のみに、市場発売される前にお薬が貰えます。貰える期間はプロトコルによって異なりますが、最低1年~3年はもらえます。

3.滞在
4ヶ月間の滞在はマンション・アパートでOMCが送迎・翻訳・お部屋の管理を致します。ダニ防止シーツや乾燥機ボール、朝食とお部屋掃除のサービスなども行えます。

4.ビザかエスタ
エスタは滞在期間3ヶ月なので、一度帰国してまた戻ってくるか、ビザ申請の場合は日本のアメリカ大使館で申請出来ます。ビザの場合、許可を得られるまで時間が掛かる場合があります。

5.治験患者の対象
皮膚の表面積10%以上炎症が出ていないと参加出来ません。中度から重症の方を対象とされているお薬です。リバウンドのリスクがある方は(長期強いステロイドを使っている方はリバウンドを対処する必要もあります)ドクターマセソンのレスキューが必要となります。

デュプリマブの効果はとても良い実績がありますので、この生物薬も同じIL13をターゲットしているため(IL4は喘息)、とても期待できます。

詳しい情報は:info@omcllc.org にてよろしくお願いします。滞在や治験参加など、我々がすべてアシスト致します。

2017年10月3日火曜日

アメリカアトピー治療、ドクターマセソン個人面談+セミナー2017年11月24日!!




今年も11年目となる、ドクターマセソンのアメリカアトピー治療セミナーの日程・場所が決まりました!
いつもとは違う事は、ドクターマセソンが特定の患者様を個人的に問診票などを基にし、面談を行って下さる事になりました。

11月24日(金)2017年
9時AM~11:30AM 個人面談・コンサルテーション
場所:〒160-0022 東京都新宿区新宿6-27-30新宿イーストサイドスクエア 地下1階

1時PM~4時PM レクチャー・ドクターマセソン最新アトピーセミナー
場所:〒160-0022 東京都新宿区新宿6-27-30新宿イーストサイドスクエア 地下1階





朝の部、9時AM~11:30AM:
ドクターマセソン・OMC高澤晃平・AAJ明石郁夫が個人面談(ご家族とでもOKです)を行います。ここで医療行為を行えませんが、個人コンサルテーションでアメリカの治療に合うか合わないか、それと渡米する前のアドバイスや治療の内容を個別化している事の説明など受けます。
我々との信頼関係を作る事も重要で、ドクターや我々を実際に会って、渡米する前に信頼を作りたいと思いました。セミナーでは聞きにくい質問などもここで聞けます。

朝9時AM~11:30PM、予約制度でドクターマセソンのコンサルテーションFEEが$150.00です(~1万7千円)。お一人30分のコンサルテーションになります。
この費用は渡米治療にサインアップした時には、治療費の一部として加算されます。
30分スロットのご予約を入れる事が出来ます。

昼の部、1時PM~4時PM
レクチャーの内容は:
What's New アトピー治療最新情報・研究成果
Case Study 渡米アトピー治療の患者様、治療経過など
Q&A 良く聞かれる質問
日本の医師・アメリカの医師・医療コンサルタント、対談
グループ対談・渡米治療後の患者様・新規の患者様とのグループディスカッション
渡米治療後の患者様、体験談
お別れの言葉
がやがやタイム(フリータイム)

と分かれています。個人的にお話するお時間は少ないですが、グループディスカッションで治療に関するご質問などお答えするお時間が少しあります。



コンサルテーション・セミナーのご予約は:
info@omcllc.org にてよろしくお願いします。

タイムスロットは:
時間 空き 予約済み
9:00AM
9:35AM
10:10AM
10:45AM
11:20AM

渡米治療後・新規の方達とお会い出来る事をとても楽しみにしております!
今年もよろしくお願いします。



高澤晃平

2017年9月17日日曜日

10月1日2017年、米国アトピー治療セミナー(AAJ主催)


アトピーアソシエイションジャパンの明石郁夫さんが米国アトピー治療セミナーを10月1日2017年に開催致します!

下記の内容でのプレゼンテーションになります。
サインアップはこちらです!
セミナーサインアップ!


最新アトピー治療 ドクターマセソンアトピー治療研究会ワークショップ CSPP東京キャンパス 10月1日(日)13時〜17時


アトピーを長期に抱え、苦難を抱えている方へ、 ご家族のみなさまへ
あなたは間違っていない!ただ、日本の医療の説明モデルが発展途上であるだけだ。たとえ今、ひどい苦痛に直面しているとしても自分を責めてはいけない!自分を一番大切にすることからはじめよう。
日本ではアトピー患者は、長期間症状が改善せずに学業や仕事、日常生活に甚大な支障をきたす患者が多く深刻な社会問題となっています。問題なのは医療側の治療方針と患者側のニーズの間にずれがあることであり、患者は自分を責める必要はないのです。最適な医療を選択する患者の尊厳を援助したいのです。

アメリカの最新アトピー治療
医師「ドクター、ロバートマセソン」 ポートランドオレゴン州、オレゴンメディカルリサーチセンター 米国皮膚科学会認定医、臨床研究を30年以上 日本人アトピー患者に15年以上治療を施している。患者それぞれの原因を調べ、バクテリア感染や空気アレルギーなど原因を一つずつ治療していく。
講師「明石郁生」は18歳から36歳まで重度のアトピーに苦しみ、1999年にマセソン医師のアトピー治療を受けて完治。以降、アトピー・アソシエイションジャパンを設立 アメリカ医療と日本のアトピー患者との「共同治療研究」体制を続けている。
17年続けている活動ですが、日本の皮膚科学会では、アトピーは治らない病気と定義されて、一生付き合うものとしてます。でも、患者は苦しいので代替医療に走るわけですが、そこに質の悪いビジネスが横行してアトピー性皮膚炎・不適切治療健康被害実態調査委員会が設置されました。それにより、アトピービジネスはなりをひそめましたが、適切なアメリカ医療など高度な医療への選択肢もひとくくりにされています。そして、現行のステロイド軟膏医療(日本の治さない標準治療)にもどるよう患者は促されています。実態は、患者は治らず減らず、水面下に!詳細ここに書きました。http://a-association.com/618

適切な治療法を模索されている患者さん、ご苦労を間近に見守られているご家族どなたでもご参加いただけます。また、「アトピー」の方をCLさんに持つ、カウンセラーさん、医療者さん、などのご参加も歓迎しております。

本情報を必要とされている方、ご家族をご存知のかたはぜひ転送、シェア、ツイート、ご案内をしていただけると助かります。どうぞよろしくお願い致します。



【日 時】2017年10月1日(日)13時〜17時 (12時45分開場)
【ファシリテータ】明石郁生 家族とAC研究室 臨床心理士
【会 場】CSPP アライアント国際大学カリフォルニア臨床心理大学院 日本校 教室
東京都千代田区外神田6-14-3 神田KSビル 6F  http://www.csppjapan.com/contact&access/access.htm

*日曜日のためビルの正面玄関の自動ドアが外からは開かなくなっているそうです。
ビルに面して左側の通路を入って来て、奥の通用口のドアから入ると
すぐにエレベーターがあります。そこから6階へお越し下さい。

【定 員】30名(定員になり次第締切とさせていただきます。)
【参加費】
一般参加: 10,800円
付き添いのご家族:6,400円
学生割引: 6,400円(要学生証)
*治療後の方とご家族:無料
当日の準備や片付けをお手伝いくださるボランティアとシェアボランティアをお願いできるとたすかります。事前にメールでお名前、参加人数、治療チームをお知らせください。例)2006年5月チーム

2017年9月6日水曜日

9月2017年、ドクターリーOHSU体外受精、治療経過

シングルマザーの患者様が体外受精で無事妊娠しました。
女の子指定で、受精卵の遺伝子検査も行い、1回の移植で成功に繋がりました。

体外受精前の疾患・病状:
子宮に大型ポリープが数個
卵管が詰まっており、体液が子宮へ流れる事により受精卵が生存しないリスク
甲状腺ホルモン上昇
パートナーがいないため、ドナー精子が必要

まず採卵し、その後上記の治療を行って、母体の準備をして移植に繋がりました。

採卵の時には卵子が18個ほど取れ、その内受精卵(5日間成長を待つ事により胚盤胞になる)まで育ったのが10個、遺伝子検査で染色体異常が見つかったのは一つで、合計9個の受精卵が出来ました。
子供は3人欲しいようなので、十分な数の健康な受精卵が凍結されています。


なぜ、このような結果になるかと言うとアメリカの法律の柔軟性とOHSUラボ、ドクターのクオリティ、とても慎重な治療によってすべて成功率に繋がります。

日本との違いは:
ドナー卵子・精子のオプションがある事。成功率UP
受精卵の遺伝子検査が行える事(ここで産み分けが出来る)。健康な子供を産むのと成功率UP
ホルモン治療投与の個別化(ここがドクターの腕)。成功率UP
受精卵移植前に母体の準備をするための治療(子宮の壁を厚くしたり、妊娠中も流産しないようにお薬を12週間継続する)。流産のリスクDown
ラボのクオリティによって受精卵を5日間まで育てる技術があるかないか分かれる。着床率・成功率UP
冷凍・解凍の技術も大幅に違い、受精卵の生存力に違いがある。着床率UP・成功率UP

全米TOPのドクターと施設によって、すべて成功率と健康なお子様を産む事に繋がっています。
確かにとても慎重な治療なので検査も多く、指示を沢山あるので正直大変な部分もありますが(自分で注射を打ったり)、希望を無くさず、的確な治療を探すと必ず希望はあります!



2017年8月24日木曜日

オレゴン州、8月21日2017年、日食

昨日は何十年ぶりにアメリカでの日食を見る事が出来ました。ポートランド・オレゴンからでは99%の日食で車で1時間ほど南へ行くと100%見れました。アメリカ時間朝9時AM~11時AMぐらいまで続き、特別なレンズのついた眼鏡で安全に見る事が出来ました。始まりが”おー、何かクッキーをかじったようになったでー”が1時間ぐらい続き、三日月みたいになってから、99%被さりました。

私の携帯カメラでは良い写真をとらえる事が出来ませんでしたが、フェイスブックでお友達が高級カメラで撮影しており、特殊なレンズまで付けて綺麗な写真が今日ぐらいからUPされてきました。



ポートランドからの日食では99%だったので、”夜”の感じまでにはならなかったですが、夕焼けの様でした。道の電灯も付いて、動物たちも”夜”と間違えるようです。我々は室内から見ていましたが、外に出ると気温も下がり、すこし不気味な感じではありましたが、不思議な気分になりました。




2017年7月25日火曜日

デュプリマブ治療経過・アトピー・アレルギー治療

*(情報追加・訂正 7月30日2017年)

私は2012年ぐらいから、リジェネロン社のデュプリマブ治験を近くで見てきたので、8人ほどの治験患者の経過を長期に渡ってみる事が出来ました。

治験前の状態:いくらトリガー駆除やスキンケアを行っても安定しない。アレルギー症状も多く(顔・首などの炎症が強く出ている方)、一時的に内服薬を使っておちついても又じわじわ悪化していく。

治験中:これは運もあり、偽薬が入っている可能性もありました。我々の中で偽薬に当たったと思われる方は1名いましたが、実際に偽薬かどうかは誰も判らないようになっているダブルブラインドスタディー(医者・患者が判らない)のため、オープンラベル(無料でお薬を貰える期間)が始まった後、効果がもっと発揮する方などすぐに判ります。

ステロイドほど即効性は無いですが、呪いが解けていくかのように確実に皮膚が丈夫になり、赤みも消えて行き安定していきます。なんだか気が付けばどんどん安定していくような感じです。

花粉症の症状も改善された患者もいました。これも、そういえば鼻水や目の痒みが無くなったような気が。。と言う感じでした。
喘息にも効果ありますが(ヨーロッパの治験では喘息用として開発されていた)私が見てきた患者の中では治療するまでの喘息持ちはいませんでした。

治験後:オープンラベルと言う無料でお薬を貰える期間が3年ほどあります。この間に、更に安定する方が多かったです。私の知っているグループの中では一人だけ、目の周りの炎症などがすっきり取れない方がいましたが、これも統計で考えるとデュプリマブでも100%炎症を抑えきれない方が出てきます。

興味深い事としては、オープランベル期間が終了されて来ているので、日本での認可が遅れているため、断薬するギャップが出来ます。ここで安定した状態をトリガー駆除やスキンケア、感染予防などでキープできるかどうかです。ここで一度安定した肌をお薬を使わずにキープ出来れば、デュプリマブの使い方をもっと合理的に出来ます。

更に投与量なども調節する事が可能だと判って来たので、伸ばして使ったり、少量にして更に合理的に使う方法などもあります。お薬の認可が下りてから、どんどんクリエティブな使い方が出て来ています。

*最近に判った事が円形脱毛症への効果もある可能性が出てきました。この疾患に対しての治験は行われていませんが、アトピー性の患者様は白斑・円形脱毛症などの免疫疾患を患っている方が多いので、治験に参加した方達の中でも効果を感じられた方達がいたようです。同じ免疫疾患であり、IL4とIL13は関連しているとかんがえていたようですが、実際にはどのインターロイキンが確実に作用されているかはまだ不明です。

デュプリマブを使ってアトピーを治療する事に関して沢山のご質問を頂いていますが、全員のアトピー患者には必要のないお薬です。我々の重症患者の中、5%未満の方達しか使っていません。コストに問題の無い方はすぐにでも使えますが、まずは的確な治療を行う事によって、必要かどうか明確になります。今は最終兵器として使っていますが、お薬だけに集中するよりも、病気の実態やケアの知識、感染予防などが長期安定に繋がります。デュプリマブはリバウンドや感染に対する治療は出来ません。トリガーが強すぎるとデュプリマブの効果を貫いて炎症が出ます。これらをすべてコントロールする事によりアトピーの治療が成功します。




2017年7月14日金曜日

アトピー治療セミナー・7月30日2017年

AAJ(アトピーアソシエイションジャパン)主催のドクターマセソンアメリカアトピー治療のセミナーが7月30日2017年に開催されます!

下記が情報と直リンクです:
http://a-association.com/594

【日 時】2017年7月30日(日)13時〜17時 (12時30分開場)
【ファシリテータ】明石郁生 家族とAC研究室 臨床心理士
【会 場】CSPP アライアント国際大学カリフォルニア臨床心理大学院 日本校 教室
東京都千代田区外神田6-14-3 神田KSビル 6F  http://www.csppjapan.com/contact&access/access.htm

*日曜日のためビルの正面玄関の自動ドアが外からは開かなくなっているそうです。
ビルに面して左側の通路を入って来て、奥の通用口のドアから入ると
すぐにエレベーターがあります。そこから6階へお越し下さい。

【定 員】30名(定員になり次第締切とさせていただきます。)
【参加費】
一般参加: 10,800円
学生割引: 6,400円(要学生証)
*治療後の方とご家族:無料
当日の準備や片付けをお手伝いくださるボランティアとシェアボランティアをお願いできるとたすかります。事前にメールでお名前、参加人数、治療チームをお知らせください。例)2006年5月チーム
AAJはドクターマセソン・OMCと共同に日本の患者様へアメリカの治療に関する情報を提供する活動を18年ぐらい行っています。どうしたらアメリカに行って長年困難しているアトピーを治療し、今後も生活の質を上げて暮らしていくのか?アトピーとはすでに大幅解明されている病気なので実態を知る事により治療が出来る事になります。
アトピー性皮膚炎も困難化していっているのも事実です。的確な指示も教育されておらず、得体の知れない治療を行っていたり、ステロイドの使い方や危険性リスクなども把握出来ていない方がほとんどです。そのため、治療も進化しており、今となってはあらゆるパターンの患者様が治療成功されております(リバウンド対処・強いステロイド軟膏からの離脱、民間療法からの悪影響、など)。
アトピーの治療は知識と教育がとても重要です。ドクターマセソン・OMC・AAJ、そして患者様全員の協力によって治療が成功します。
母の代から20年以上このプログラムを行っておりますので、経験と治療効果には自信があります。
日本での講演会から有益な情報を得られる事を心から願っております。

2017年7月3日月曜日

OHSU体外受精で健康な女の子が産まれました!

ポートランドのOHSU、ドクターリーの体外受精治療で無事に健康な女の子が先週産まれました!
去年の6月ぐらいから治療を始め、10月始めには妊娠が判り帰国されました。
遺伝子検査も行い、受精卵もバンキング出来るぐらい残って、女の子が欲しかったため、産み分けする事が出来ました。

日本で不妊治療をずっと行っており、体外受精は3回ほど行っていたようです。肉体・精神的にもだいぶ疲れてた様子で、始めて会った時は少し鬱気味と言っていいぐらい、暗い感じでした。

東京で人気のあるクリニックで体外受精を何回も行ったのにも関わらず、成功せず、かなり悩んでいた方でした。とても忙しいクリニックで”数をこなす”方法なので、ホルモン投与プランから受精卵のクオリティなど、あまり良くないのを何回か行う事により、いずれかは成功すると言う感じでした。
1回~50万円ぐらいで、一番簡単な体外受精から始め、1回目を失敗してから、”ゴールドプラン”の用な物があり、もう少しお薬を使って体外受精の成功率を上げたりして(始めからゴールドプランがあれば良かったのにと思います)、アメリカとはかなり違う治療アプローチです。
当然遺伝子検査はまだ日本では認可されていないため、染色体異常の受精卵を使うと着床しません。そのうえ子宮の壁の厚みも作らなかったため、更に着床率が下がり、受精卵も5日目まで成長させなかったりすると更に成功率が下がります。ホルモン投与プロトコルも量が少なすぎたり、多すぎたりする事により、良いクオリティの卵子が取れないため、受精卵の数とクオリティも下がります。

アメリカでの体外受精は確かに費用も掛かり、渡米すると言うハードルがありますが、成功率を現在の医学上、最上級にまで上げ、何回も失敗を繰り返すと言う方針を取らないようにしています。その代り、とても慎重な治療内容になるので検査が多く、コンサルテーションが長くなったりします。人によってはめんどくさいかも知れません。但し、ドクターリーの慎重な治療アプローチにより全米でもトップの成功率を誇っています。そのため、大人数での治療は出来ず、特別な治療を特別な患者様に受けれるようになっています。

このリンクが治療に繋がる正規ウエブサイトです:
日本オフィス、治療内容は詳しくはこちらへ

皆様に合った治療内容が探せる事を心から願っております。

2017年6月22日木曜日

デュプリマブ、アトピー新薬アメリカ治療スタート!

リジェネロン製薬会社のデュピクセント(デュプリマブ)ドクターマセソンアトピー治療が正式にスタートしました!

 (リジェネロン製薬会社INC.製造)

(注射を最後まで打つと、スプリング状の囲いが針を隠し、放棄する時に安全な仕組みになっています)

( 正式ブランド名:デゥピクセント、薬品名:デュプリマブ、投与量300mg/2mlを2週間に1回)

正規パッケージには、300mg(2ml容量)の注射器が2本入っています。お薬もすでに入っており、量を測らずに誰でも打てるようになっています。
冷蔵保管する必要があるので、アレルギー注射を打っている方達には似たような保管方法です。お薬を投与すると最後にボタンが押され、針が隠れるように囲いがスプリング状で出てきます。これによって注射器を破棄する時、安全にされています。

ドクターマセソンの裏技では、現在リジェネロンの治験データで子供のアトピーを対象としている研究が実地されており、~60kg以下の方ですと、200mgの投与量と300mgで効果があまり変わらなかった事が発見出来ているため、大人でも60kg以下であると投与量を減らし、コストを大幅に下げる方法も考えて頂けました。

本来2週間に1回300mgを投与するのを、200mgに変える事でコストが1/3減る事になります。更に、状態によってもっと投与期間を延ばしたりする方も治験中にいたようです。治験でもすでに高価なお薬を貰っていると判っていた方は、投与期間をずらして長く使えるようにしていた患者様から聞いたお話です。

一番始めだけ400mgを打ち、血中薬品濃度を上げ、その後2週間に1回200mgで一定の濃度をキープします。看護師の意見からでは、針が治験中の時よりも短くなっているのと、針の鋭さがあまり良くないと言っていました(コスト削減?)。なのでちょっと痛い。。との事でした。常温に戻してから打った方が痛みも少し軽減されます。

状態が安定してくると投与期間と量などを調節し、このお薬の一番ハードルが高いコストの面もこれで少しは緩和されます。但し、これは現時点では裏技となっており、このような使い方は治験を行った方やインサイダーのデータを持っている人でなければ判らない事です。

最先端の医療と言うのは、新しい器具やお薬だけを使うのではなく、患者様に合った最適な治療を探し、臨床研究を基に感性を使い工夫していきます。人間の体はみんな個性があり、疾患もそれぞれ違います。それらを把握し、現在の医学上で出来る(合法な治療法)最先端の思考と道具を使って治療を施します。
それを可能にするのがスペシャリストのドクター達であり、この方達から力を借りる事により困難な疾患を克服していく事になります。

デュプリマブもまだ市場にでて間もないですが、15年後ぐらいにはジェネリックのお薬も市販され、製造のコスト削減や競争率によって大半のアトピー患者が使えるようになると、アトピーの問題は世界的に大幅な改善が見られると思っています。


2017年6月18日日曜日

人工授精・体外受精、成功率と病院によって大きな違いとは?



体外受精・人工授精・不妊治療、さまざまな治療法や言い方がありますが、ほとんどすべての疾患や不妊は体外受精で治療が出来ます。

なぜかと言うと、体外受精になると治療オプションが大幅に広がるからです。

あらゆるシナリオを想定すると:
男性側に不妊の問題 - 精子・生殖器に異常がある。
ほとんどの精子に異常がある場合、ラボで状態の良い精子を探し、ICSI(精子を一つ選び抜き、卵子に直接入れる方法)と言う技法で体外受精可能。精子が出ない場合、小さな手術で精子を体から取り出す事も可能です。

女性側に不妊の問題 - 卵管・卵巣・年齢・子宮・癌治療などの問題。
体外受精を行うには子宮に問題が無い事が成功率・着床率に繋がります。ポリープなどがあると着床しにくくなる事や、卵管が詰まっていると、そこに溜まる液が逆流し、受精卵を流してしまう事や、卵管に溜まる液は受精卵にとって毒なのも研究で判りました(ねずみの受精卵を卵管内に溜まる液を掛けるとすべての受精卵が死んでしまいました)。
年齢はみなさんもご存じのとおり、36歳ぐらいを過ぎてくると染色体異常の子供が産まれるリスクが倍率にして上がって行きます。本来なら~30歳ぐらいまでですと、30%の確率で卵子細胞分裂時に染色体異常の受精卵が出来ますが、36歳を超えてくると40%、60%、80%と急上昇していきます。
染色体異常の受精卵は自然妊娠した時には体が察知し、流産を起こしてしまいます。この結果、産まれる子達のダウン症などは30%ではありません。

PGSと言う遺伝子検査を受精卵に行う事により、染色体異常を受精卵移植前に発見出来るメリットがあります。
PGDは特定の病気を遺伝子検査で探す技法であり、お父さん・お母さんが同じ病気を持っていなければ行う必要はありません。これは人工授精前にお父さんとお母さんが血液検査で176種類の遺伝性のある病気を探す事になります。
人種によって遺伝性の病気で良く持っている物も異なります(黒人・白人・アジア人で遺伝性の病気リスクも違う。このため、血が混ざると遺伝性の病気を両親が同じ物を持っている可能性が少ないため、健康な子が産まれる可能性が高まる)。
現在の医学上では日本人は特定した遺伝性の病気が人種的に流行っている物は無いのはとても良い事です。

癌治療を行う方も先に卵子を冷凍保存し、抗ガン治療などが終わった後に体外受精を行う事も出来ます。

最後にドナー精子・卵子を使う場合は、ほとんどの不妊疾患による問題は解決されますが、躊躇される方が多いです。代理母を入れると、子宮や母体に影響があっても家族を築き上げる事が出来ますが、大幅に治療費が上がります。

成功率と体外受精ラボ・ドクターのクオリティ:
OHSUは研究施設でもあり、最先端の治療を奨学金や募金(ナイキのフィル・ナイト社長から$500,000,000.00など)でトップのスペシャリストと研究員をヘッドハンティングする事が可能です。最新の技法など、オレゴンのPrimate Center(お猿を使っての研究)やOHSUで開発され、世界に広がるケースも多いです。
ラボ研究員、ドクターバタリアは世界的にも最先端な冷凍・解凍方法も作り出し、ラボの施設はアメリカのトップです。

小さな事がすべて成功率と受精卵のクオリティに繋がります。


治療成功率を上げるポイント1.ドクターリーのホルモン投与プロトコル
不妊治療ならみんなが行うホルモン検査(FSH、E2、AMH、その他血液検査一般)の追加で食塩水超音波検査で子宮の状態を検査し、HSG造影剤レントゲンで卵管の状態を検査し、それらの結果で体外受精が可能かどうか判断します。
その後、生理が来た後、更にホルモン検査を行い、ドクターリーと4人のドクター達に意見を聞きあい、ホルモンプロトコルを患者個人に合わして作ります。
ホルモン注射を始めると二日に1回、病院で血液検査と超音波検査を行い、その結果を基にホルモン注射の量や種類を調節していきます。早く卵子が育つ人や遅れる人もいるので、慎重に量を調節して検査をし続けます。
10日~14日ぐらいで卵子が成長し、”トリガーショット”と言う物を打ちます。これは採卵を行う前に打つ注射で、投与後~48時間後に採卵を行います(日曜日でも採卵)。

成功率を上げるためにはホルモン値を常に測り、ドクターリーが最適なホルモン投与プランを患者様によって変えて行きます。

治療成功率を上げるポイント2.受精卵・冷凍保存方法
ここで卵子の数に集中するのではなく、高いクオリティの卵子がどれだけ取れたかによって受精させた後の生存率が大幅に変わります。人工授精クリニックは卵子の数に集中しますが、沢山取れても質の悪い卵子であるといくら受精させても良い受精卵が育ちません。
OHSUではある程度のグレードの卵子で無ければ受精させても無駄な場合もあるので、良い質の卵子しか使いません。
質の良い精子を選び、ラボの技師がICSIと言う技法で卵子を受精させます。ここも技師の腕とラボのクオリティ・温度調節などが質の良い受精卵が出来るか出来ないか変わって来ます。
採卵から2日目、4日目、5日目、6日目とご連絡を頂きます。この間に質の良い受精卵が残り、細胞分裂しなかった受精卵が自然淘汰されていきます。
5日目か6日目まで成長した受精卵は生検査を行い、遺伝子検査を行います。この結果がでるまで2週間ほど掛かるので、その間に受精卵を凍結させる必要があります。
この凍結方法も実はラボによって違い、OHSUではグラッシング(ガラスの用な)と言う方法で一瞬にして凍結させます。この技法はOHSUで開発された物であり、今では最先端の凍結方法です(OHSUラボ研究員・ドクターバタリアの研究課題)。
凍結・解凍は鍵とロックのような物で、冷凍方法によって解凍方法が違います。この結果、精子や卵子をバンクから購入する時も解凍方法がラボからないと、届いても解凍が出来ません。解凍・冷凍方法により、受精卵の生存率も変わって来ます。

治療成功率を上げるポイント3.移植・母体の準備
遺伝子検査も終わり、質の良い受精卵を冷凍保管した後、移植の準備をします。着床率を上げるためには、子宮の壁の厚みを作るためにホルモン注射を行います。この子宮の壁が厚くなると受精卵が着床出来る場所も広がり、着床した後にも守ってくれます。この間にも、採卵した時により活発になった卵巣も落ち着き、更に着床率を上げます。
子宮の壁は超音波検査で頻繁に測り、ある一定の厚さになると移植の準備が整います。
移植後は1日安静にして、次の日には帰国出来ます。妊娠検査はここから2週間後ぐらいで血液検査を行ったり、その前に血液検査でホルモン値などが上昇していっているかでも確認出来ます。

これらのポイントすべてを慎重に行い、ドクターリーの治療プランとラボの技法、患者への内容の理解(精神・ファイナンシャル・遺伝子・ドナーカウンセラーとのミーティング)、これらすべて、クリアする事により、現在の医学上、最先端の体外受精となります。

2017年5月31日水曜日

リチェックメール、修復完了

治療を終えた方達へ、
リチェックメール修復が完了しました。大変ご迷惑をお掛け致しました。

いつもの使用しているメールアドレスに変更は御座いません。

心配な場合は、私の方へCCで送って頂いてもOKです。

高澤晃平

2017年5月25日木曜日

緊急報告:リチェックメール問題・受信不可

治療を受けた方達へ、

ドクターへの再診・リチェックメールを受け取るPCが受信不可になり、今だけ:
koheitakazawa@omcllc.org
にてご連絡下さい。

大変ご迷惑お掛け致します。申し訳ございません。

修復出来次第、すぐにチャットワークとブログを更新致します。

高澤晃平

2017年5月19日金曜日

ドゥピクセント(デュピルマブ)・ネモリズマブは日本で国民保険を利用しても誰が貰える?

(ドゥピルマブのパッケージ)

ブランド名:ドゥピクセント 医薬品名:デュピルマブ
製薬会社:リジェネロンとソノフィー共同(リジェネロン開発・ソノフィー治験実地)
開発費:$5,000,000,000.00
投与法:患者自身が下腹部・太ももに皮下注射
メリットインターロイキン4と13を集中してターゲットするため、他の抗TNF生物薬と比べ、リスクが圧倒的に少ないのと、治験データの副作用リストがとても少ない。炎症・アレルギー・喘息の因子をクローン抗体で中和させるため、これらの疾患を患っている患者にとってかなりのメリットがある。レミケードやヒュミラと違って断続的に使っても因子に対する薬物抗体(体が異物だと察知し、お薬の抗体を中和してしまう副作用)がデータにはまだ出ていない。寄生虫に対する免疫が制御されてしまうため、第3諸国に尋ねる方、もしくはそこから帰って来た人にはスクリーニングが必要になります。
デメリット:注射が怖い人には合わないのと、製造がとても複雑なため、コストが高い(生物薬はほぼすべて高コスト)。

(注射キットが2本入っています)

私は治験を間近に見てきて、8人治験患者を見てきているのでお薬の効果は劇的なのは知っています。治験データも安全性と効果は素晴らしいです。

丁度私が日本へ行っている間にポートランド・オレゴンで大きな皮膚科学会セミナーがありました。世界中の皮膚科代表者達が集まる、とても興味深いイベントでしたが私が出発する日だったので、残念ながら参加出来ませんでしたが、当然ドクターマセソンやドクターブラウベルトは参加し、発表もしました(ドクターブラウベルトはリジェネロン製薬会社のドゥピクセント代表医です)。

そこでドクターマセソンも日本の皮膚科学会代表者達とも、色々とお話が出来ました。”実は私は日本人のアトピー性皮膚炎患者を何百人と治療してきました”と言った時に、親分的な存在の皮膚科医が始めに口にしたことが”日本のアトピー患者はコンプライアンス(指示を守らない)が悪いので良くならない”とはっきりと言ったようです。この先生はどこそこの大学病院院長・教授・日本皮膚科学会のトップだそうです。トップの考えがこれなので、下へ同じ考えが浸透していくと想定されると、最悪だと思います。
その上、この先生が日本でどの皮膚科医がドゥピクセントを処方出せるか、どのアトピー患者が適用されるのか、後はどのステップが必要なのかをすべて決めるようです。

当然コストが高いので、かなりの審査があり、その上今開発中のネモリズマブIL31生物薬の効果は現段階ではあまり良くないので、これは日本の皮膚科学会も理解しています。

日本の製薬会社が製造しているネゾリマブを優先的に使うとなると、なおさらドゥピクセントが使いにくくなる可能性もあります。大学病院に所属していない皮膚科医では中々生物薬を処方出来ないと想定出来ます。私が思うステップは:
標準治療が上手くいかない
大学病院へ受診
又標準治療(ステロイド塗るだけ)が上手くいかない
もっと様子を見る
ステロイド内服薬・免疫抑制剤・入院・点滴など行う
最後の手段としてドゥピクセント処方、もしくはここでネゾリブマブ

この間にリバウンドを起こすと、生物薬では対処できないので辛いのを我慢するしか無いと思います。後、サイクロスポリンもそうですが、処方期間も限られる事が想定されます。ドゥピクセントは長期に渡って使うようにデザインされているため、短期間では効果が持続しない可能性があります。

日本で認可される事が第一ステップであり、そこから大きなハードルが出来ます。

アメリカでのハードルは金額的な物です。それをクリアすると誰でも使えます。

日本でのコストが想定出来るのは:
生物薬MSRP1年間・24本 ~400万円
日本政府の大量購入によるネゴシエーションで50%引きだとすると ~200万円
200万円/12ヶ月 1ヶ月のコスト ~17万円
国民保険3割負担 1ヶ月のコスト ~5万円

が一番良いシナリオです。

プロトピックの認可おりた時の騒ぎも覚えている方がいるかも知れませんが、裏ではまーまーの効果で使いすぎると皮膚が火照ったり、合わない人が多いと言うのも関係者達はみんな知っていました。プロトピックの改良版、エリデルが後で認可されるのも知っていました。但し、プロトピックはアトピーの救世主のように言われ、かなり処方しましたが、現状では助かって人も中にはいますが、全体的にアトピーが劇的にコントロール出来たとは考えにくいです。

ドクターマセソンのドゥピルマブ治療は3週間~4週間のプランで、今日のニュースではお薬の有効期限は最低2年間は持つので、大量に持って帰る事も出来ます。
全員のアトピー患者にドゥピルマブは必要ありません。現在の治験では6歳~17歳の小児用の安全性データを取っています。体重で量が決まるので、小さなインジェクターキットになるだけが想定出来ます(ドゥピクセントJr.)